カテゴリーアーカイブ: 2018年

暖かき人の心が         佛にて (三島龍澤寺 中川 宋淵老大師)  先日、ある若い従業員から「うちの会社は、どうして毎月の給料を振り込みにしないのですか。」という質問を受けた。 もっともな意見であり、物事を合理的に考える今の若者には、腑ふに落ちない疑問だと思うので、今回はこのことについて少し私の考えを述べてみることにした。 会社を創業して45年、給料を貰う立場から支払う立場になって、常に心…

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涼しさに星座それぞれ        あらはれし (三島龍澤寺 中川 宋淵老大師)  10年ぶりに胃と腸の内視鏡検査を妻と共に受けた。 内視鏡検査を受ける最初のご縁を下さったのは、ロータリークラブの仲間で尊敬する外科医、林外科病院の院長、亡き、林周一先生である。 林先生の教え子である新谷先生が、世界で初めて胃と腸の中に、内視鏡カメラを入れて診断する画期的な技術を開発したのは、二十数年前の話である。先…

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くちなしの花より暁けて         接心会 (三島龍澤寺 中川 宋淵老大師)  6月は結婚シーズンであるという。ジュンブライトといって、この季節に結婚するカップルは、幸せになれるといわれている。 私の家の裏にお住いの東野家のご長男が、6月2日に華燭の宴を挙げた。平素から親しく近所付き合いしているお家のご長男でもあり、少しばかりのお祝いをさせて頂いた。ある日曜日の朝、いつものように玄関に出ると立…

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いろは(紅葉)散り人も散りきる         日の光 (三島龍澤寺 中川 宋淵老大師)  四谷ロータリークラブで異色の開業医として、また赤ひげ先生として鳴らした牛尾益行氏が16日(水)に突然亡くなった。83歳だった。 その夜8時半ごろ、娘婿の加藤達夫さんから電話を頂いた。達夫さんは、小田急電鉄が経営するセンチュリーハイアット東京の社長を務めた加藤三朋氏のご長男で、牛尾さんのお嬢さんの嫁いだ先であ…

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きさらぎの雲又雲の         光かな (三島龍澤寺 中川 宋淵老大師) 2月17日に母の27回忌を無事に済ませることが出来た。亡くなった当時は27回忌まで、私の手で、ご供養が出来るとは思っていなかった。母はいつも私の心の中で生きている。母のことを知る人たちも、今はほとんど鬼籍に入り、遠い記憶の片隅に残る程度になってしまったが、母のことが歳と共に、無性に思い出される。先祖供養を引き受けた子供の…

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花の世触れあえばみんな世界の         石ばかり (三島龍澤寺 中川 宋淵老大師) 元旦の朝、若水を汲み、神にささげる、静かに端坐して自らの来し方を正す。今年も頂いたご縁を大切にしながら、大いに精進したいものです。老人の初発心ほっしんです。人生を豊かな心をもって明るく暮らすには、3つの「しんせつ」を実行することが大事である、という玄峰老大師の教えです。「人に親切」。「自分に辛切」、「法に深切…

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